マスターリース契約書の作成

Q 当社はビルのオーナーからビルの管理の委託を受けているが、明渡訴訟を遂行する場合等当社が賃貸人となっていた方が便宜である。そこでオーナーからビルを一括借り上げしてテナントに転貸する契約であるマスターリース契約に切り替えようと思う。マスターリース契約には固定賃料の場合(固定仕切り型)、テナントから現実に支払われた賃料をベースにその一定割合とする場合(実収スライド型)、あるいはその賃料同額とする一方PM契約に基づく報酬をもらう場合(いわゆるパススルー型MLPM契約)、テナントから現実に支払われたか否かにかかわらず一定額を支払う場合(賃料保証付きのパススルー型MLPM契約)があるとのことである。それらのモデル契約書を提供してほしい。

A もちろんお受けできます。 但し、管理委託契約からマスターリース契約に切り替えるには既存の賃借人の個別同意が必要であること、マスターリース契約特有の問題が発生すること、新しい契約は特に一定期間メンテナンスが必要であることから顧問契約をお勧めしております。